27.イスラム教徒の断食月”Ramadan”☽in シンガポール

こんにちは!
シンガポール滞在中のMikaです😃

本日5月17日から、イスラム教徒にとっての断食月”Ramadan”に入りました。
6月14日までの1か月間です。

この月の間は、日の出から日没までムスリムは何も口にすることができません😣
その分日没後はモスク周りがお祭りのようになります。

先週末土曜日の夜には既に、このようにモスク周辺に屋台が並んでおりました。

ちなみにこのラマダンに関してですが、
イスラム教徒が守るべき六信五行というものがあります。
五行のうちの一つが「サウム(断食)」です。
ラマダンという単語は本来断食がなされる月のことを指し、本来断食はサウムです。
この行為により飢えや苦しみを理解する、という役割があります。
この経験が他の五行の一つ「ザカート(喜捨)」に繋がるとも言えます。

また、1日に5回、シンガポールでもモスクから「アザーン」と呼ばれるお経のようなものが流れます。
これを聞いて「お祈りが始まった!!」という人がよくいます😣
これはあくまで「お祈りの時間だよー!集まってー!」という呼びかけで、
お祈りそのものではありません。
今は拡声器を使うモスクが多いですが、
もともとは「ミナレット」と呼ばれるモスク横にある尖塔でなされていました。

日本ではなかなかイスラムの文化に接する機会はありませんが、
多民族国家のシンガポールでは国に溶け込んでおります。
シンガポールのお隣さんである、マレーシアやインドネシアはムスリムの比率がとても高い国です。
その為、シンガポールにいるムスリムではない人々も、
当たり前にこの時期のことを理解しています。

シンガポールにいるイラン人、シリア人の友人たちはこれを行うため、
日本にいた頃より私自身も身近に感じております。

ちなみに、東京にいても、代々木上原にあるTokyo Camii周辺で炊き出しが行われるので、
ムスリムではない人でも日本にいながらその雰囲気を味わうことができます。


シンガポールのサルタンモスク周辺のマーケットには、
ラマダンに関する説明文が記載されたパネルが展示されておりました。

日本では中々接する機会のないイスラム文化に触れられることも
私にとってシンガポールの大きな魅力の一つです。💕

この記事を書いたのは・・・

ミカ (社会人・女性)
ミカ (社会人・女性)
「ミカのインターン日記@シンガポール」
大学卒業後、社会人を2年半経験、夢だった海外生活をシンガポールで実現!