シンガポールで働く外国人出稼ぎ労働者とは② ~ワークパーミット~

こんにちは、シンガポールでワーホリ中のアヤです。

今回も前回に引き続き、シンガポールで働く外国人出稼ぎ労働者について調べたことをお伝えしたいと思います。1回目の記事へとつながっています

外国人出稼ぎ労働者(英語ではForeign Worker)が、所有しているビザはワークパーミットであり、彼らが働ける業種は建設、製造、海洋造船所(marine shipyard)、プロセス、またはサービス部門と決まっています。業種は5つあるのですが、それぞれの業種ごとで働ける国籍や年齢、最長雇用期間(国籍で異なる)も違ってきます。

国籍について

業種 国籍
建設 マレーシア、中華人民共和国、インド、スリランカ、タイ、バングラデシュ、

ミャンマー、フィリピン、香港、マカオ、韓国、台湾

製造 マレーシア、中華人民共和国、香港、マカオ、韓国、台湾
造船 マレーシア、中華人民共和国、インド、スリランカ、タイ、バングラデシュ、

ミャンマー、フィリピン、香港、マカオ、韓国、台湾

プロセス マレーシア、中華人民共和国、インド、スリランカ、タイ、バングラデシュ、

ミャンマー、フィリピン、香港、マカオ、韓国、台湾

サービス マレーシア、中華人民共和国、香港、マカオ、韓国、台湾

このようにシンガポールの外国人出稼ぎ労働者は、国籍ごとに就ける業種が決まっています。

年齢について

すべての業種で働けるのは、18歳からと決まっています。私が今回調べてとても興味深かったのは、申し込み時の年齢制限です。マレーシア人の場合、58歳未満まで申し込みが出来るのに対し、それ以外の国籍保有者は50歳未満でないといけないのです。(※最大で働けるのは60歳までと決まっています)

最長雇用期間について

雇用期間についても国籍や労働資格の種類によって異なります。ワークパーミットでの労働資格のタイプには、Basic-Skilled、Higher‐Skilled、All Sectorsの3種類あり、この資格によって働ける年数が決まるようになっています。

例えば建設業の場合だと・・・

中国、インド、スリランカ、タイ、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン国籍の人はBasic-Skilled と Higher‐Skilledまでの資格を所有することができ、Basic-Skilledの場合だと最大で14年間、Higher-Skilledの場合だと最大で26年まで働けます。

それに対し、マレーシア、香港、マカオ、韓国、台湾国籍の場合はAll sectorに当てはまり、雇用期間に制限がありません。

このようにシンガポールで働く外国人出稼ぎ労働者は、業種だけでなく国籍などの違いによって就ける仕事も大きく異なってくるのが特徴だと思います。

日本の場合だと、技能実習生として日本へ来日した外国人が国籍によって就く職種には決まりがないので、この点は日本と大きな違いだと思いました。国が違うとやはり政策も異なってくるので、まだまだ知ることがたくさんあるに違いありません😃

この記事を書いたのは・・・

アヤ(大学生・女性)
アヤ(大学生・女性)
「アヤのシンガポールライフ」
国際系学部で学ぶ女子大生が何度も旅行で訪れたシンガポールで半年間のワーホリ生活。インターンやアルバイト、卒論のフィールドワークもシンガポールで行います。