シンガポール~新卒就職活動②~【現地就職は難しい?求人・面接は?】
こんにちは。シンガポールでワーホリ中のMAIKOです。
前回に引き続き、シンガポールでの就職活動についてです。
第1回記事:シンガポール~新卒就職活動①~【プロフィール+就活歴】
第2回記事:シンガポール~新卒就職活動②~【現地就職は難しい?求人・面接は?】
第3回記事:シンガポール~新卒就職活動③~【人材紹介会社のメリット・デメリット】
第4回記事:シンガポール~新卒就職活動④~【ワーホリは現地就職に大いに役立つ】
第5回記事:シンガポール~新卒就職活動⑤~【まとめ】& シンガポール留学支援センターよりひとこと
新卒でシンガポール就職って難しいの??
私の記事を読んで、「え?MAIKO意外とすぐに就職出来たじゃん!新卒就職って簡単なの?」と思った方!!!!!
シンガポールで新卒で就職するということは、はっきり言って難しいです。
理由は3つあります。
①就労ビザが厳しい
シンガポールの就労ビザは大きく分けて2つ EPとSパスです。
地方私立女子大学卒・職歴無しの私の場合EP取得可能な最低給料額はS$4200 (年齢・出身大学・職歴によって異なります)
日本円で約30万円です。
新卒で即戦力にならない人材に対して30万円もお給料をくれる会社はまずありません。
そのためEPで働ける確率は皆無です。
Sパスはもっと低い給料で許可されますが、会社は決められた人数のシンガポール人・PRを雇用していなければ発行されません。
そのためSパス枠を余らしている会社は限られてしまいます。
またSパスを一人雇用すると会社は税金を払わなくてはいけません。コストもかなりかかってしまいます。
②企業は即戦力がほしい
シンガポールの求人にはそもそも新卒向けのものがありません。
そのため就職活動でも、社会人経験のある求職者と同じフィールドに立って就活をしなければなりません。
もちろん企業は「経験がある」「日本式のビジネスマナーが身についている」人を採用したいので新卒ではかなり不利です。
③DPを持っている日本人が多い
上記で述べたようにこれだけビザの問題があると就職は難しいですが、
さらに難しくさせるのがDPビザ保持者の存在です。
DPとは主にEPで働いている方の家族に発行されるビザです。主に駐在員の奥様方です。
DPビザの保持者は簡単な手続きをとればシンガポールで働くことが出来ます。
最低給料の決まりもなく、パートやアルバイトもOKです。
また、駐在員の奥様には日本でバリバリ働いていた方々が多くいます。
そのため、企業としても「ビザをもうすでに持っている」+「社会人経験がある」DPの方は歓迎されます。
じゃあ実際にはどんな求人があるの?
実際に新卒に紹介される求人ですが、もちろん人気職などはなく、敬遠されがちな売掛金回収、コールセンター・バックオフィスなど、日本では正社員ではない仕事が多いです。
私が実際に紹介された求人は以下の通りです。
・新規出店の日系飲食(2社) ・既存の日系飲食(4社ほど) ・日系小売り(2社)
・日系ビューティーサロン ・日系習い事2社 ・外資系IT(コールセンター・バックオフィス)
・大手日系物流 ・外資リサーチ会社 ・日系不動産 ・外資有名ハイクラスブランド
・日系商社 ・外資商社 ・日系メーカー(2社) ・日系リース
ちなみに、シンガポールでは飲食業界の求人はたくさんあります。
「仕事はなんでもいい!!!!」という方であれば新卒でも就職先が比較的簡単に見つかるかもしれません。
また、シンガポールの求人は入れ替わりが早いので、良い求人に巡り逢えるかは運次第です。
シンガポールの面接はどんな感じ??何を聞かれるの?
シンガポールの面接についてですが、日本の新卒一括採用のような面接はありません!
グループ面接もなければ、トントンとノックして失礼します、と入室する面接もありません。
実際は、事務の方に先に面接室を案内され後から面接官が入ってくる。というパターンが多かったです。
服装は日系ならスーツ・ローカルだとワンピースやセミフォーマルな服装で大丈夫です。
また面接内容も企業によってさまざまですが、
私の場合は「弊社について知っていることはありますか?」と聞かれることはあまりなかったです。(2社のみ)
【面接で聞かれた質問 ~★は必ず聞かれた質問~】
★志望動機を教えてください
★自己紹介をしてください
★なぜシンガポールに就職しようと思ったんですか?
★なんで日本で就職しようとは思わなかったんですか?
★現在のインターンシップについて教えてください
・弊社でどのくらい長く働きたいですか?
・滞在先から弊社まで何で通勤しますか?遠いですか?
・販売の経験はありますよね?じゃあ実演してみてください。
・弊社について知っていることはなんですか?
・弊社のHPを見てどう思いましたか?
・今日の面接で働くイメージはつかめましたか?
・機械に抵抗はありませんか?(メーカーでの面接)
・ゲームは好きですか?最近どんなゲームをしますか?(IT関連の会社)
・美容について心がけていることはありますか?(美容関連の会社)
・特技はなんですか?
・残業代は出ませんが問題ないですか?
ちなみに面接は日本人1名、シンガポール人1名、英語・日本語両方で行われるのが一般的です。
そのため面接準備も2倍かかり、外資系だとホームページも英語なので読むのにとても苦労しました。
第1回記事:シンガポール~新卒就職活動①~【プロフィール+就活歴】
第2回記事:シンガポール~新卒就職活動②~【現地就職は難しい?求人・面接は?】
第3回記事:シンガポール~新卒就職活動③~【人材紹介会社のメリット・デメリット】
第4回記事:シンガポール~新卒就職活動④~【ワーホリは現地就職に大いに役立つ】
第5回記事:シンガポール~新卒就職活動⑤~【まとめ】& シンガポール留学支援センターよりひとこと
この記事を書いたのは・・・
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「マイコの新卒海外インターン日記@シンガポール」
大学を卒業してシンガポールへ。シンガポール就職の夢実現に向けてインターン中