これからシンガポールでアロマを勉強する方へ

約3ヶ月間のコースを終了しての感想です。

これからシンガポールでアロマを勉強する方の参考になればと思います。

がんばってくださいね!

<授業についての感想>

私は知識ゼロの状態でコースに参加しましたが、特にホリスティックマッサージコースで習う解剖生理学が難しかったです。

骨や筋肉・臓器の名前など、全く知らない単語ばかりだったため、まずは単語の意味を調べることが大変でした。電子辞書はとても役立ちます。
追い詰められないとエンジンがかからない私は、ITECテスト前にあわててまとめて復習しましたが、これからコースを受講する人は、1回毎にきちんと予習&復習することをおすすめします。

アロマの理論の授業では、その都度習うアロマオイルの香りを確認したり、実際にブレンドしたりすることができます。
ただ、実際のマッサージで使用するアロマオイルのブレンド方法は、クライアントの状況によって様々なので、授業で習う内容だけではもちろん不十分です。特定の症状の人(妊娠中の人・鬱状態の人・高血圧の人など)に使用できないアロマの種類については、安全に施術をするためにとても役立つ内容だと思います。

また、実技の授業では、身体のパーツ毎に少しずつマッサージを習っていきます。毎回、前回の授業で習ったマッサージを復習するのですが、忘れていることも多く、「できるだけ多く練習して、身体で覚えていかなければな・・」と、つくづく思いました。

実技の授業の際には、クラスメイト同士でペアになるため、自分がモデルになることもあります。自分がモデルになることで、マッサージの手順を思い出したり、マッサージされる感覚も分かります。毎回自分がモデルになる度に体調が良くなるのがうれしかったです。(眠たくなって困ることもありましたが)

<ケーススタディーについての感想>

計20回のホリスティックマッサージのケーススタディー(アロマセラピーマッサージのケーススタディーも、別途計20回)は、授業で習った内容を実践するのにとても役に立ちました。

私はホリスティックマッサージのケーススタディーを4人のモデルにお願いしたのですが、みんなそれぞれ体質・体型・肌質・生活リズム・悩みなど様々で、マッサージへの希望も様々なのがとてもおもしろかったです。また、お願いしたモデルは、日本人1人、韓国人1人、インドネシア人2人だったので、英語でのコンサルテーションも経験することができて、良かったと思います。

さらに、ITECテスト前までに20回分のケーススタディーレポートを英語で作成しなければならないのですが、1回毎に自分がモデルからどういう要望を受けて、どのような点に注意してマッサージをしたかを記録していったので、モデルの体調の変化・マッサージへの要望の変化が分かって、本当に勉強になりました。コース終了後も自分で記録をつけていこうと思います。

<コースを終えて・・>

先週ITECホリスティックマッサージディプロマのテストが終わったばかりですが、テスト結果は約10週間後に発表されます。

今の時点でまだ合格しているか分からないのですが、コースを終了して思うのは、「学校で習ったことをどんどん実践して経験を積まなければ、絶対に上達しない」という、ごく当たり前のことです。

学校では、かなり速いスピードで授業がすすんでいきます。

そのため、正直なところ、たとえテストに合格していたとしても、「これでプロになった」とは絶対に言えません。

これから自分で多くの施術を実践していく過程の中でやっと、「授業で習ったことが役立った」と実感できるのだろうな、と思います。

ITECという世界で通用する資格を取得することは私の一つの目標でしたが、コースを終えて、あえてシンガポールでこのアロマの学校に通ってよかったと思うことは、日本人以外の国籍の人にモデルになってもらい施術の練習ができたという点と、英語で未知の分野の勉強をすることができた点です。

まず、日本人以外のモデルに施術練習ができる、というのは、日本ではなかなか経験できないことだと思います。

また、教材も英語・レポートも英語で作成するということは、思った以上に大変で、自分なりに良いチャレンジになりました。

アロマの世界は本当に奥深いです。

それでは、みなさんの留学が実り多いものになりますように!

この記事を書いたのは・・・

アイ(社会人・女性)
アイ(社会人・女性)
「アロマセラピストを目指すアイの日記」
日本でOL生活をしていた彼女、以前から興味を持っていたアロマの資格目指して勉強。